親鳥が今まで住み慣れた所から引っ越して、新しい住処を探していきます。もしくは大切な卵だからいつも一緒。
親鳥が引くと卵もくるくる回転しながら進むので、へー不思議と言っていただけます。親鳥の羽は上下にパタパタ動きますので、引くとたいへんにぎやかなおもちゃなのです。からくりおもちゃではやはり、イメージが楽しく、遊んだあと飾っておいても楽しめるものでなければいけませんね。

仕掛けは簡単です。タイヤの中心に少し大きな心棒を取り付けることで、卵がその上に乗っていれば動くと心棒が回転しますので、卵も回転するということです。卵には白い木が必要ですので、トチの木を使っています。親鳥の体はカエデの木、羽やタイヤは桜の木を使いました。すべて丸くつるつるに磨いていますので、お届けして、手に取っていただくと感激していたあけると思います。

日本の木は美しいです。磨くとさらに美しくなるのです。だから着色するともったいないですね。また日本にはたくさんの種類の木がございます。一つ一つ木の特徴を製品に活かした製品作りを心がけています。
自然の色が美しいとは小さいころはまだ思ってはいませんが、質感の違いや重さ、色合いなどの違いはわかるし、そうしたことを大切にするおもちゃ製作が本来の子供のためのおもちゃ作りと考えています。この卵の引っ越しに使われている木は木の色ですので、ナチュラルでとてもきれいですね。それとは反対に、大量生産の木のおもちゃは木材も均一なものでなかればなりませんし、可愛くしないと売れないということもあり、人工的に着色をしています。化学的な塗料を使いますし、安全面でも心配です。カラフルな木のおもちゃから、着色を取ってしまったものを想像していただくと、なかよしライブラリーの製品の良さがわかっていただけると思います。

テレビや電気仕掛けのおもちゃは光って、動いてくれますので、子供たちは引き付けられますね。でも赤ちゃんはお母さんのやさしい声や自然の感触がとても大好きです。刺激が強いとナチュラルな感性が育たないどころか、やさしいお母さんの笑顔や言葉よりテレビが面白いなんてことになっては大変です。
おもちゃはお金もうけのための手段であってはいけませんね。おもちゃメーカーがお金もうけのための売りやすい製品づくりをしていないか、カラフルにデザインした製品が本当に子供にいいものであるか、消費者が検証していかなければなりませんね。私たちの説明不足もあり、工業製品と手仕事の作品と同じに見られてしまうこともあります。残念なことといつも感じています。
なかよしの製品は、仕上げにオイル塗装を施しています。オイルは亜麻仁油の自然の塗料を使っています。仕上げには自信を持っています。それは持っていただけるとわかりますが、つるつるに磨き、重ね塗りを3回します。時間と手間のかかる作業ですが、長く使っていただき、お友達のお子様や親せきの方にお譲りできる、使い込むほどによくなってくる製品を目指しています。