なぜドイツ、ハンブルグなのか

おもちゃはきっと生活の中で身近にある素材を使って遊んでいたし、現在も子どもたちも一番遊びに使われるものは身近にあるものを使います。草や土、石ころや貝殻が身近にあればそれを使うし、なければ紙やはさみ、マジックや紙袋など、食器や雑貨を利用します。子どもたちの成長にとって遊びは不可欠ですし、その道具も大変重要です。
日本でもドイツでも子どもたちの遊びの道具としておもちゃはたくさん作られてきました、ドイツでは東ドイツを中心に、いまだに手作りのおもちゃ工場が多く元気に生産しています。日本では工業化が大変進み、大規模で、効率よく大量に生産できるようにプラスチックやブリキのおもちゃが多く製作されるようになり、単純で素朴なおもちゃより、光る、動く、音のする、より売れやすくたくさん生産して多くの利潤を上げられるおもちゃ作りになってきました。売り上げでもゲーム機器やソフトを中心に、日本ははるかにドイツを上回っています。しかし種類、品質、となるとドイツのほうが、鉄道模型に代表されるように大変優れたものをたくさん生産しています。木のおもちゃでもやはり種類、生産工場ともに多く、製品は世界に出荷しています。
ドイツは展示会場も多く、世界の人たちが買い付けにドイツを訪れます。そうした展示会場に世界中のおもちゃが集まり、日本、アメリカなどの大メーカーや、中小企業をはじめ、家族で製作しておられるミニ工場も出展し、世界の中心的な役割を担っております。
そうしたお国柄もあり、なかよしライブラリーではドイツの展示会に出展し、世界の多くの方に見てもらおうとおもって、2年前にアンビエンテメッセ(フランクフルト)に続き、ハンブルグメッセは2回目になります。今回のハンブルグメッセでは一般の方をターゲットに直接お客さんに見ていただき、その場で購入することもできる消費者展ですので、消費者の声を直接聞くことのできるメッセとして大変、重要視して参加いたしました。



お客様の声は

初参加ということもあって、はじめてみる日本の木のおもちゃに、あまり足は止まる人は多くはいませんでした。そこで、折り紙を持ってきておりましたので、折り紙を作ったり、飾ったりすると、なんとなく日本というイメージになって少し足の止まり方も多くなってきました。足が止まると、じっくりおもちゃも見ていただけますので、材質や誰が作っているのか、どこで作っているのか、詳細を説明すると多くの方が感激していただき、好評でした。とくに、木のおもちゃの手触りがつるつるで気持ちいい。材質は何かと聞く方が多く日本の木に関心を持っていただけました。また手作りの丁寧な作風をほめていただけることもありました。
 反面、ドイツで売られている同じタイプの木のおもちゃに対してなかよしの製品は価格で倍以上の価格ですので、ほしいとおもっても価格が高いので断念する方も多くおられました。
 お客さんのなかで、おばあちゃんが一点購入されて、お子様にプレゼントしたところそのお母さんがすごく気に入っていただけ、入場が有料にもかかわらず赤ちゃんの積み木を買いに来ていただけた例もあり、価格ではなく、使ってみて、品質の良さをわかっていただけるケースもありました。ドイツではなかよしライブラリーの木の素材を生かし、丁寧に手作りされたおもちゃはこれから少しずつですが支持をいただけるものと確信いたしました。なお送料、振り込み手数料などの経費を少なくし、価格を購入しやすくしていく努力は必要とおもいます。



今回の経済効果は

持参したおもちゃの50パーセント程度を売ることができました。この展示会だけの売り上げでは今回の出展経費にははるかに不足しておりますが、ホームページのドイツページを完成させ、インターネットを通して販売チャンネルを作ることができましたし、お世話いただける方とも交流を深め、展示会場で知り合いがたくさんの人たちともこれから交流を深めるきっかけができました。また残ったおもちゃはハンブルグ近くの昨年訪問した幼稚園に寄贈し、使ってもらうことにしました。

これからも世界一の製品作りを目指し、日本の小さな工場からいいおもちゃを世界の人たちに送り出していきたいとおもいます。



まとめ

1、 ドイツの中でもなかよしライブラリーの製品ほど手仕事で丁寧なつくりをされている工房は見当たりません。ですからこの手仕事はしっかりと位置づけたいです。
2、 材質の色で製品を作っている木のおもちゃはドイツには少なく、大変珍しい反面、ドイツの方にはあまり印象に止まらないので、見つけにくいがしっかり見ていただけるとこちらがいいとおもっていただけるようだ。
3、 あるお客様からドイツにも似たようなものがあるといわれました。でもよく見ると大変な違いだけれども、日本らしい木のおもちゃをこれからも追及していきたいものです。
4、 収入ではドイツの方は生活に余裕があるとは思えませんでした。でも時間がたっぷりあり、時間の余裕を大切にしていますので各家庭に小さな工作できるスペースがあり、何でも小さなことなら作ってしまう習慣があるようです。木のおもちゃを買うのは大変な出費になりますので簡単なものは作って楽しんでいます。自分ではできない巧みのわざと製品の質を高めることが大切とおもいました。


心強い、なかよしライブラリーの世話役をしていただいた カテリーンボーンさん
いろいろ大変お世話になりました。ボーンさんなくて、この仕事は成功しなかったとおもいます。大変お世話になりました。なお、今後ともなかよしリブラリードイツ支店長としてお世話いただけるということで大感激しております。またホームページも作っていただきドイツでも身近にご注文いただけるとおもいます。

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