間仕切としてのロッカー/大野台こども園

納品日:平成31年3月

新園舎に合わせたヒノキのロッカー

大阪府大阪狭山市にある大野台こども園様。新園舎を建設するにあたって、ロッカーやテーブル、いすの製作をさせていただきました。とっても大きなこども園です。木製ロッカーの台数も多いので半年前から打ち合わせをスタートさせました。

大阪阪急百貨店での展示販売会にて

数年前、体制が大きく変わり、なかよしラブラリーとして駆け出しの頃、大阪の阪急百貨店で展示販売会を行いました。木製の保育家具、子供家具、木のおもちゃを持って行き、たくさんのお客様に見に来ていただきました。そこで同保育園を運営するご夫妻に出会い、そこからのお付き合い。


保育園では子供たちの体験を重視

時よりご夫妻より依頼をいただくのは、家具を作る時にでる端材を送ってほしいとの依頼。いったいどんなものができるかと見させてもらったら、子供たちが端材でいろいろと工作をしていました。まずは自分で製作してみる。普段廃棄にしている端材が子供たちの役に立つことを目の当たりにし、新しい価値に変わることを嬉しく思いました。

なかよしライブラリーの保育家具を選ばれた理由

とても歴史のある園舎を取り壊し、新しい園舎を新築する時に、保育家具製作のご依頼をいただきました。他者メーカーさんも多数ある中で、あえて当社を選ばれた理由を問伺ってみると、一言「同じ木でも節一つなく、手作り感(クラフト感)がないし上品な印象を受けるから」とのこと。ありがとうございます!!これは精一杯作らねば!!

使いやすいロッカーの形そのままに

新園舎への引っ越しのため、子供たちは今のロッカーの使い勝手になれています。また、園で決まった用具入れがあるので、全てそのサイズに合わせることを必須条件として製作しました。

3,4,5歳児の部屋に合わせてパターン化

大野台こども園さんは各年齢によって部屋割が決まっています。園児数が1クラス50名と大人数ですので、ロッカーの量もたくさん。スペースの関係上ロッカー一つの空間に2名用を採用する保育園もありますが、大空間を仕切ながら使うため、1つの空間に1名の道具や着替えを収納できます。子供たちもゆったりと、ものを置けるので使いやすい。余裕が生まれます。

仕切の家具としても使いやすい木製のロッカー

大野台こども園さんでは、部屋を2つに区切って使います。背の高いロッカーなので仕切としておくと、子供たちにとっては壁のように立ちはだかります。もちろん重量も相当なので滅多なことでは動きません。木製家具が市場にたくさん出回っていますが、なかよしライブラリーでは背中の板もヒノキの一枚板を使用しています。合板やメラミン素材が多い中でこれはとても珍しいことです。見た目もとてもきれいです。

ここが他社さんとの大きな見た目の違いになります。節一つない奇麗な仕上がり。

アイテムの材質を揃えることで統一感が出る

保育家具をいろいろと選択されるときには、どこのメーカーで頼もうかと悩まれることも多いかと思います。同じメーカーに発注する方が手間がかからず良いけど、その分予算とも相談しないといけません。その点はなかよしライブラリーの木製品も同じですが、木で導入を検討される場合は、同じヒノキで全てを統一させることができます。部屋が完成した時にも見た目の美しさや節がなく、上品に映ること等、園にとっての強みにもなると考えています。

有害物質を極力使用しない

子供たちが使う保育家具や教材。私たちが大切にしていることは、可能な限り自然に近い状態のままで使っていただくこと。接着剤を微量にし、本物の木しか使用しません。保育園や多数の子供たちが集まる施設では化学物質に過敏な子供たちもいます。みんなが快適にしようできる環境にするため、木にこだわっています。

費用感について

なかよしライブラリーでは保育家具を受注製作で製作します。オーダーなので物理的に製作可能なものに関してはどんなものでも製作できますが、保育園としては保育家具に充てられる予算は決まっています。そこで、先にご予算と希望をお伺いするとこちらでご提案をさせていただきます。

平面図をいただければまずはご提案&見積もりから

打合せの初期段階では、まず、平面図を見せていただき、それを元にヒアリングし、ご提案とお見積りをご提示します。その後現地採寸を終えた後に作図を行い、細かな打ち合わせに入っていきます。どんなことでも結構ですので気軽にご相談下さい。

オーダー製作を得意としています。

道後あおぞら園のパーテーション画像より

なかよしライブラリーの保育家具のメリットは木製で子供たちにとって安心安全であることですが、さらにオーダーで保育園に合わせてサイズ変更、仕様変更、そして希望であれば希望のロゴや表札なども製作できます。製造メーカーとして自社で製作できることの強みはお客様(保育園)の希望を最大限叶えられることにあると考えています。

納品について

関西方面であれば、ある一定の納品数になれば自社便で納品&設置までを行います。自分たちで製作したものを自分たちの手でお届けし、そしてアフターメンテナンスまでしっかり行います。

なぜ木のロッカーをおすすめするのか。

幼稚園 保育園、病院等、子供たちの空間づくりに樹脂製やスチール製よりも木製を選ばれる方が増えてきたように思います。現場で先生や理事長に話を聞くと、木はやっぱり【手触り、見た目、香り】が抜群に良いと言ってくれます。

人工素材にはない木の持つ特徴の一つに経年変化があります。なかよしライブラリーの使用するヒノキは高知県産の天然木です。お届けしたばかりの時はヒノキのいい香りに部屋中が包まれます。癒し効能を持つヒノキ。建築物はいろいろな規制で木だけを選ぶことは難しいですが、保育家具は可能です。お部屋に観葉植物がるように、木のものを取り入れると心も豊かになれるのではないでしょうか。近年では木を使うことで補助金を出す自治体もかなり多くなりました。半額補助から全額補助もありますので、木の保育家具=高くて買えない。という概念は崩れつつあるのです。

納期について

繁忙期は10月~4月になります。この間のご注文ですと納品まで2か月を要します。それ以外の期間は約1か月を目途にご検討下さい。

製造風景もインターネット上で配信

なかよしライブラリーの保育家具は高知の自社工場で造ります。

打合せをした営業担当者が作図し、それを職人が一から製作します。どこの木を使ってどこで誰がどのように製造しているのかを、日々のブログで発信します。例えば保護者の方にご覧いただくことも、インターネットが普及した今の時代では可能になりました。

打合せからお届けまで、それからお届け後も長く関りを持ってお役に立てれば幸いです。